価格高騰の玉ねぎ
春先から玉ねぎ価格の高騰は凄まじいものがありますね。
一時的なことだろうと思っていましたが、未だに価格が下がりそうにありません。
どこへ行っても一玉150円以上します。
玉ねぎが主役になることはあまりありませんが、様々な料理に登場する「名わき役」ですので、価格高騰は家計に辛いものがあります。
ただ、我が家ではそろそろこの「玉ねぎ問題」は解決しそうです。
今月から収穫
玉ねぎ価格の高騰は主要産地の北海道での玉ねぎの不作が原因のようですが、幸いにも我が家の玉ねぎは順調に生育しております。
秋に種から栽培していますので、種蒔き、苗の植え付けなど結構な労力がかかっており、正直なところ、スーパーの特売で安売りしているのを見かけると「栽培するのが労力に見合わない」と感じる時もあるのですが、ここまで高騰すると大変だった作業も報われる気がして栽培して良かったと思えますね。
同じ玉ねぎなのに、価格というアンカーによる心理の変化が面白いですね。
我が家では収穫から翌年の2月頃まで食べられるように保存性の良い「晩成種」の玉ねぎを栽培していますので、今月の中旬から下旬に収穫後は玉ねぎ不足に悩まされることもなくなるでしょう。
すでに一部では葉が倒れて収穫できるものも出てきていますので、試しに収穫して食べてみましたが、新玉ねぎはみずみずしくて甘さもあり美味しいですね。
これだけの量を一気に収穫しても干す場所に困ってしまうので、徐々に食べながら収穫時期を迎えたいと思います。
時価総額14万円超?の玉ねぎ畑
しかし、価格急騰により、今年はこの玉ねぎを植えている畑の価値も上がっていますね。
約950本植えてありますので、スーパーでの実売価格一玉約150円換算で、時価総額14万円超の玉ねぎ畑です(笑)
販売するわけではないので、利益は出ませんけどね。
しかし、自分で栽培することで高い玉ねぎを買わなくて済みますので、節約効果は大きいです。
栽培にかかる元手は種を2袋とマルチシート、肥料代を合わせても5,000円程度です。
玉ねぎの価値との差額は「市場価格とのプレミアムと私の人件費」ですので、私の労力が評価されたと思うと嬉しいですね。
種蒔きからの記録です。
結構手がかかっています
苗の植え付けは腰に疲労がきます。
植え付けが終われば追肥をしてほったらかしで大丈夫ですけどね。
止め肥えのタイミングも良かったようで止め肥えの後も順調に成長しました。
これから収穫までは特に問題は発生しないと思いますので収穫を楽しみに見守りたいと思います。
農業の今後について【企業の進出に期待】
農業は手間がかかる割に豊作だと値崩れして利益が出ないなど、報われないことも多く、そのことが若手の農業従事者が増えない原因だとも思いますので、生産者が報われるような政策が必要ですね。
ウクライナ問題などでロシアへの経済制裁による輸入制限での食料への影響もありますし。
食料自給率も上げていかないと有事の際に困ります。
私は、企業の農業分野への進出に期待しています。
カゴメなどは農業分野にも進出しており、今後はサラリーマン農家という職種ができてもいいと思います。
野菜作りは自然に振り回されたり、失敗することも多々ありますが、天気予報を見て水遣りのタイミングを決めたり、生育状況を見て肥料の量を調整したりと工夫する楽しみもありますので、今後農業のすそ野が広がっていけば嬉しいですね。