YUPINの投資と暮らしの日記

主に投資や、日常について書いています。

ワッツを利益確定【株主優待制度廃止により投資対象から除外】


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7月11日投資成績  

 本日の保有株の含み損益は前日比-3,174円となりました。

 日経平均は6日ぶりに小反発して取引を終えました。

 底堅さと一時は200円超の上昇を見せたことから、しっかりとした感じはありますが、為替が1ドル140円台の円高となっていることから上値は重そうです。

 今回の円高がどこまで進むのかは分かりませんが、FRBの追加利上げが警戒されているため、また一気に円安へと逆戻りすることも考えられるため、円高の機会にはドルへの両替を進めていくこととしましょう。

ワッツを利益確定【気分は損切り

 ワッツ(2735)の保有全株を200株を625円で売却し、利益確定しました。

PTSにて625円で全株売却


 昨日、3Q決算に併せて業績下方修正と株主優待廃止を発表したため、売却することにしました。

 下方修正IR

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230710519483.pdf

 株主優待廃止IR

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230710519486.pdf

 3Q決算IR

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230710519469.pdf

 申し訳ばかりに自社株買いと自己株式の消却も発表しています。

 自社株買いIR

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230710519515.pdf

 自社株買いの規模は上限3億円、44万株となっているため、理論上は681円までは自社株買いできますが、自社株買いをして短期的に株価を支えても、今期予想EPSが11.05円と急落するため、配当予想の1株15円では、今期はタコ足配当となること、月次売上高は前年比100%割れが常態化しているため、投資対象にならないと判断しました。

今の業績では投資対象にならない

 新型コロナ禍のマスク特需がありながら、それをその後の成長に全くつなげられていないことから、当面の成長はないと判断です。

 幸い?にも私の買付単価は514円だったため、約2万円のキャピタルゲインと、保有期間約10年ほどの株主優待と配当金をいただいて同社への投資を終えることとなりましたが、利益が右肩下がりで株価もじりじりと下げ続けるなか、株主優待に引きずられて利益確定のタイミングを完全に見誤りましたので、気持ち的には損切りのような気分がしています。

初心者のような撤退です

 後学のために、ワッツの今後の株価の動きは当面追っておこうと思いますが、業績に明るい兆しがないので、自社株買いに警戒しつつも株価はさらに下げていくと予想します。

 また、一消費者としても今までは株主だったことから応援の意味も込めてシルクを利用していましたが、今後はダイソーやセリアで100円ショップの買い物は充分事足りますので今回の株主優待廃止のダメージは長く残ると思います。

 今回のワッツの投資を終えて今後の投資に活かしていくことを箇条書きにしておきます。

 ・利益が減少しているなかでの自社製品の株主優待廃止は今後の業績がかなり怪しい。

 ・業績が下降しているなかで、そこまで魅力でない株主優待に気をとられて利益確定の判断を鈍らせないこと。

 ・自社株買いで株価を支えるようなポーズを見せているが、優待権利直前で優待廃止を発表するなど経営陣に不信感を感じた場合はすぐに投資をやめるべき。

 ・当面業績に期待が持てない銘柄でも、保有するとなると四半期決算ごとに業績確認をしなくてはならなくなるが、その時間は無駄であるので、投資にかけるタイムパフォーマンスを向上させるためにも売却は正解である。

 以上です。

 優待廃止のIRからPTSでの株価は10%超暴落し、2万円弱の利益を減らしてしまいましたが、利益確定し、ブログを書いている今はスッキリとした気分です。

 基本的にはバイアンドホールドの投資をしているので、利益確定が下手なのは自認していますので、次はしっかりと利益がのった状態での「利益確定」ができるよう今回のような経験を活かしていきましょう。