YUPINの投資と暮らしの日記

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システム情報がMBOを発表【経営陣に誠意を感じない案件】


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9月29日投資成績

 本日の保有株の含み損益は前日比-129,101円となりました。

 今日で9月の相場も終わりましたが、9月は権利落ちにかけて大きく下落したため、月間でのパフォーマンスがかなり下がった印象です。

 高配当銘柄の配当金入金は2か月ほど先になるので年末に期待ですね。

 9月の成績はまた後日まとめようと思います。

システム情報がMBOを発表【経営陣に誠意を感じない案件】

 システム情報(3677)がMBO(マネジメント・バイ・アウト)を発表しました。

 MBOの実施及び応募の推奨に関するお知らせ

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230927559035.pdf

 買付価格は1株当たり930円と発表時の終値763円に対し、21.8%のプレミアムがついた価格となっています。

 買付期間は9月28日から11月10日までの30営業日となっています。

 しかし、9月の配当及び株主優待権利最終日に発表したにも関わらず、配当金は無配、株主優待も行わない旨の発表も併せて行っています。

 2023 年9月期の期末配当予想の修正(無配)及び株主優待制度の廃止に関するお知らせ

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230926558730.pdf

 さて、公開買付け価格及び無配、株主優待廃止も含め経営陣からの誠意を全く感じない内容となっています。

 買付価格の930円ですが、現在の株価ではプレミアムがのりますが、コロナ禍での株価下落局面で投資をしてくれた人たちは1,000円以上で投資をしている人も少なくないため、MBOにより強制的な損切りとなる投資家が多く出ること、また、私も含め株主優待を楽しみに投資をしている人の期待を完全に裏切っています。

システム情報の3年チャート SBI証券から
買付価格930円以上で投資している株主も多いはずです


 株主優待に長期保有で割増制度を設けている割に、権利確定日当日に優待廃止を出してくるあたりが長期で同社を応援していた株主をバカにしています。

 我が家もいつか当選するかもしれないと楽しみにしていた旅行券10万円分の抽選も当然なくなります。

 同社については家族全員で保有しています。

yupin.hatenablog.com

 不幸中の幸いといったところで、我が家の保有する同社の株数は800株で買付単価は750円のため、同社の条件通りのMBOに応募すれば144,000円の利益確定となります。(税引き前利益)

 ただ、前述のとおり、損失を被る投資家がそれなりにいることから、本件についてはすんなりとMBOが成立するか不透明な状況かと思います。

 MBOに応募しない株主もそれなりに出てくる可能性があり、今後MBO価格の引揚げやその思惑による思いがけない高騰、または不成立を悲観した株価下落と予期せぬ動きが起こる可能性があるので、しばらくは注意して様子を見ていこうと思います。

 買付者のベインキャピタルからの最初の買付価格は810円と買い叩かれ、システム情報側からは1,080円という提案も出て、その後のやりとりで930円へと決定したようです。

 ただ、会社側の「当社の少数株主にとって不利益なものではないと考えられる」という記載には納得できないですね。

 こんな経営陣だから業績も伸び悩んでいたのかと納得もできましたが。

 さて、MBO案件に当たるのは私は初めてですので、今後の成り行きを後学のためにしっかりと見ておこうと思います。

 最終的にはMBOに応募するのでしょうけど、良い意味で波乱があり買付価格が上振れればいいなと思っています。