YUPINの投資と暮らしの日記

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ヤマダホールディングスが通期業績予想の下方修正を発表【配当は創業50周年記念配当で1円の増配に】


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4月22日投資成績  

 本日の保有株の含み損益は先週末比+711,545円となりました。

 先週末の日本市場はイスラエルのイランへの攻撃による地政学リスクの高まりで大きく下落しましたが、米国市場の時間には影響も収まり世界同時株安にはなりませんでした。

 ただ、ナスダックは大きく下落したので絶好調だった半導体関連については利益確定を含め、大きく調整する可能性がありますね。

 今日の日本株式市場は反発しましたが、引き続き神経質な展開が続くと予想されます。ゴールデンウィークも視野に入ってきたので、ポジションを閉じる投資家もいるでしょうからやや弱気な展開になるのではないかと思います。

ヤマダホールディングスが通期業績予想の下方修正を発表

 ヤマダホールディングス(9831)が通期業績予想の下方修正を発表しました。

 2024 年 3 月期 通期業績予想の修正に関するお知らせ

https://www.yamada-holdings.jp/ir/press/2024/240415_3.pdf

 売上高は5.6%(940億円)、営業利益は18.0%(91億円)、経常利益は14.7%(81億円)、純利益は24.8%(79億円)の下方修正となっています。

 予想EPSは46.13円から34.70円に低下し、前期実績の40.25円を下回ることになりました。

 売上高の減少については、巣ごもり需要の反動減は私も想定していましたが、暖冬による季節家電の売上不振、物価高による買い控えの影響が予想以上といった印象です。

 利益面では能登半島地震による特別損失の計上や、ヤマダホームズ等による事業成長に係る先行投資により減益とのことです。

 2025年3月期を最終年度とした「YAMADA HD 2025中期経営計画」についても、円安進行、ウクライナ情勢、コロナ禍長期化などの悪材料により、見直しを検討しているようで、決算発表(5月7日予定)時に合わせて開示されるようです。

創業50周年記念配当

 そんな苦戦を感じる内容ですが、ヤマダホールディングスは創業50周年を迎えたため、今期に記念配当が実施されることなりました。

 創業 50 周年記念配当を含む剰余金の配当に関するお知らせ

https://www.yamada-holdings.jp/ir/press/2024/240415_2.pdf

 ただ、下方修正があったように業績は苦戦をしているため、記念配当額は1円となり前年実績の12円から13円へと1円の増配に留まりました。

 しかし、記念配当として株主に配慮してくれる姿勢はやはり嬉しいものがあります。

 競争が激しい家電業界で50年もの長きにわたり事業を継続出来ていることは素直に凄いことだと思いますし、家電だけでなく、「くらしまるごと」戦略にあるように住宅を総合的にプロデュースするなど時代に併せて業態を変化させています。

 「不易流行」という言葉がありますが。生活に欠かせない家電という本質事業を忘れないなかにも、規模が大きくなった会社の生き残りをかけて新しく変化を続けていくことができれば100年企業として人々の暮らしを支え続ける企業であり続けられるのではないかと思います。

 さて、株価は記念配当が思いのほか少なかったこと、下方修正ということもあり、調整しています。

ヤマダホールディングスの1年チャート SBI証券から

 

 配当性向は37.4%まで上昇しましたが、まだ余力がありますし、株主優待も改悪リスクを心配するほどではないので、引き続き優待を活用しつつヤマダホールディングスを利用して応援していくこととします。