12月25日投資成績
本日の保有株の含み損益は先週末比-149,882円となりました。
日経平均株価こそ小幅高となっていますが、グロース指数は相変わらずの弱さで保有銘柄もパッとしない動きとなっています。
システムリサーチ(3771)の調整がなかなか終わりません。
同社は主要顧客がトヨタ自動車ですので、子会社であるダイハツ自動車の認証試験不正問題が嫌気されているのかもしれません。
THEグローバル社が1Q決算を発表
THEグローバル社(3271)の1Q決算を確認しました。
1Q決算IR
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3271/tdnet/2358486/00.pdf
売上高は前期比3.3%減収ですが、営業利益は150.8%、経常利益は319.1%、純利益は388.9%と回復が鮮明となっています。
新築分譲マンションは7か月連続で前年同期を上回り、ホテル事業も9月には訪日外国人観光客数が2019年9月と比較して95%まで回復したことから、ホテル事業の稼働も順調に回復、販売用不動産の京都ホテル案件も2件売却に至っています。
新型コロナにより瀕死の重傷を負った同社ですが、今期は18円の復配を予定しており、復活を遂げそうです。
不動産セクターは不人気なぶん、配当利回りは高いという特徴があるので、今後も増配に応じて配当利回り4~5%の水準まで株価は上昇すると思います。
私はまだまだ含み損ですが、一番つらい時期を超えましたので、配当金をもらいつつ、株価の回復を待ちたいと思います。
日精エー・エス・ビー機械の株主総会
今年も日精エー・エス・ビー機械(6284)の株主総会に行ってきました。
高台にあり、自然がいい場所ですね。
今年の日精エー・エス・ビー機械は社長が交代していますので、なにか変化があるか確認も兼ねて株主総会に出席することにしました。
総会の参加者は30人ほどで、会場も例年通りのあまり広くないミーティングルームのような場所でした。
質問者が2名おり、質問に対する新社長の回答は以下のような内容となっています。
質問者:プラスチック製品は環境への問題が騒がれるなかで、アゲインストではないか?
社 長:当社は環境技術に強みがあるので、むしろビジネスチャンスと捉えている。 (引き合いが増える)
ガラス容器は製造時にCO2の排出が多いことや、輸送コストの面からも容器がガラス製に戻ることはないと考える。
質問者:中期経営目標が具体的なものがないが、どのように考えているか。
社 長:大きく成長する年もあれば、足踏みとなることもあり、ブレが大きいため、具体的な数字は発表できない。
しかし、最低ラインとしてペットボトル業界のマーケット成長率は5%ほどを見込んでおり、今期の目標は7%増を目標としている。
質問者:為替の影響により純利益が大きくブレるが、どのように考えているか。
社 長:当社の取引は現地通貨で行っているため、為替変動の影響は比較的少ないが、為替予約により対応している。
おおまかですが、以上のような質疑応答でした。
私もペットボトルなどは今後も普及が進むと考えていますので、粗悪な業者が競争に敗れ駆逐されていくと考えていますので、技術力のある日精エー・エス・ビー機械には今後も安定した成長が見込めると考えています。
総会後には工場見学をさせていただきましたが、プリフォームの重量を軽量化することに成功するなど、素人ではパッと見気付きにくいところでも、導入を検討する顧客にしっかりと遡及できる改良がなされており、業界内での存在感が今後さらに高まっていきそうだと感じました。
特に好感触だったのは、インドの今後のポテンシャルですね。
製造業としてのインドのポテンシャルは相当なものがあり、同社は中国市場が弱いという事情があったのですが、そのことが結果的にチャイナリスクが低いというメリットとなっているので、安心感があります。
配当金も前期はEPS339.2円に対し120円と配当性向約35%と株主還元もバランスよくなされています。
自己資本比率70%超、財務良好、ROE10%超と長期保有に問題のない優良企業ですので、特にインド事業に期待し、プラスチック容器でリーディングカンパニーとしてさらに成長することを期待して今後も応援していきたいと思います。