株式市場は調整中
今週の株式市場は中国の景気減速、米国の利上げ懸念により大きく下落しました。
5月からの一本調子の上昇はひとまず終了したとみて、次の上昇相場に向けての調整であって欲しいのですが、中国の恒大集団は破産するなどネガティブなニュースが目立つのでしばらくは株式市場は軟調となりそうです。
しかし、来月には会社四季報秋号も発売されますし、個別銘柄投資では個別の業績が株価形成に最大の影響を与えますので、発表された決算はしっかり確認しておくとしましょう。
シードが1Q決算発表
シード(7743)が1Q決算を発表しました。
1Q決算IR
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230809538741.pdf
売上高は微増ですが、前期比で営業利益は+84.6%、経常利益は+73.2%、純利益にあっては+130.7%と大きく伸びています。
アフターコロナによる需要拡大が売上高を押し上げ、価格改定も奏功し利益につながっているようです。
コンタクトレンズは1dayのレンズが好調ですが、近視の低年齢化という世界的な問題へのの対応としてオルソケラトロジーレンズの普及にも努めており時代の動きに対応していこうとする姿勢が伝わってきます。
コンタクトレンズユーザーの私としては、同社の株主優待のレンズケア商品が節約に役立つと判断し、優待と配当金を主目的として今年から投資を始めましたが株価はV字回復の初動の様な兆しを見せており、嬉しい誤算となっています。
株主優待の取得には「保有期間が1年以上」が要件となっているので、今後も保有を続けますが、株主優待以上に業績・株価の回復も楽しみになってきました。
なかなかいいタイミングで投資できたと思います。
デイトナが2Q決算と通期業績の下方修正を発表
デイトナ(7228)が2Q決算を発表しました。
2Q決算IR
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230807535240.pdf
減収・減益となっており、いつかは来ると思っていたコロナ禍による特需が予想よりも早く終焉を迎えたという印象を受けます。
2Q決算に併せて通期業績予想の下方修正も発表しました。
下方修正IR
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230807535250.pdf
コロナ特需が終わりましたが、増加したであろうバイクライダーが実用以外でどれだけ趣味として残ってくれるかが今後の課題ですね。
残念ながら、決算短信では今後の工夫などについては記載がなく、無策に見えるため株価も年初来安値を更新する下落を見せています。
下方修正後のEPSは486.27円ですので今期の予想配当金の121円では配当性向24.8%とまだ余裕があるのが救いでしょうか。
成長性に陰りが見えた以上、株価は配当利回り5%水準の2,420円程度までの下落はあると見ておいた方が良いかもしれません。
日本国内のバイク需要は今後そこまで高まる余地はないとみているので、インドネシアなどアジア拠点事業の伸びを今後は注視して投資の判断にしようと思います。
私はまだリターンライダーとして復活はしていません。
今の生活だとまだバイクライフを楽しむのは早いかな。といったところです。