日本ギア工業が３Ｑ決算を発表【ストップ高を交えて年初来高値を更新】

　本日の保有株の含み損益は前日比＋321,557円となりました。

　１月最終営業日の今日はＦＯＭＣを控えていることもあり、やや下落して始まったものの、大引けにかけては切り返し日経平均は36,286.71円と上昇して取引を終えました。

　１月の日経平均株価は2822.54円の上昇と極めて強い動きとなり、上昇率は8.43％ともの凄いことになっています。

　私の保有資産は日経平均ほど増加していないと思いますが、今日の上昇で指数の上昇に近づけたかと思います。

　また１月の成績をまとめて確認したいと思います。

　日本ギア工業(6356)が３Ｑ決算を発表しました。

　３Ｑ決算ＩＲ

　同社は１０月に２Ｑ及び通期業績の上方修正を発表していますが、その通期業績予想値に対し、３Ｑ時点で売上高は83.3％、営業利益111.7％、経常利益110.9％、純利益166.4％と利益面では既に通期予想を超過しています。

　売上原価や販管費も上昇していますが、それを補って余りある利益が出ている状態です。

　ただ、決算書には「現時点では売上予想・費用発生予想が困難なことから利益を合理的に算定できないため業績予想は変更しておりません」とあり、再度の上方修正は見送られています。

　これだけ業績が良いのに、配当は前期の4円から6円へと僅かしか増配せず、配当性向も8.5％と低かったことが投資家の失望となり、株価は頭打ちとなっていましたが、流石にここまでの数字を出してくるとさらなる増配の可能性が高まるため、株価はストップ高を交えて上昇しています。

　ですが、今期の業績の良さは海外原子力発電所向けの大型案件のためですので、来期以降も好調が続くかは非常に怪しいところです。

　３Ｑ時点で通期業績の予想ができないところからも経営陣に緻密な戦略を感じることもできないので、来期は特需剥落となる可能性が高いと思っています。

　ＰＥＲ、ＰＢＲともに割安であるため、ある程度の投資は集まると思いますが、割高感が出る所まで上昇したら利益確定も考えた方がいいと思います。

　ひとまずはチャートに窓も開いていないので、スルスルと上昇しているうちは引っ張って様子を見たいと思います。

YUPINの投資と暮らしの日記