日本ギア工業が業績上方修正もしょぼい株主還元で株価は頭打ち【原発再稼働で仕手化に期待】

　本日の保有株の含み損益は前日比−143,180円となりました。

　日経平均は直近で2,000円以上の上昇を見せていたため、自然な調整といったところです。

　保有銘柄では昨日10月の月次で良好な数字を発表したジンズホールディングス(3046)が＋325円(＋7.9％)の大幅高となっています。

　また、今日は優待狙い投資で大きく買付を行いました。

　さらに買い増す予定もあるため、明日以降も指値を入れる予定です。

　日本ギア工業(6356)が２Ｑ及び通期業績の上方修正を発表しました。

　業績予想の修正に関するお知らせＩＲ

　２Q業績は研究開発の一部が期ズレしたことが利益の増加の一因と微妙な部分もありますが、海外の原子力発電向けの大型案件が利益を大きく押し上げたようです。

　私は日本の原発再稼働による特需を期待していたのですが、まさか海外の原発案件で利益を確保するとは想定外でした。

　通期での利益も倍増しており、大きなサプライズです。

　会社四季報でも【大幅減益】と書かれるなど、上方修正の気配は全くなく減配とまで書かれていたので正直驚きです。

　予想ＥＰＳも70.24円と急上昇ですので、増配の可能性を感じていました。(結果については後述)

　私にとっては同社は長年の塩漬け銘柄であり、ある程度のところで損出しを考えていたのですが、今回の数字を見せられると心が揺れますね。

　さて、正直想定外の業績予想を出してきた日本ギア工業ですが、上方修正の後日、２Q決算発表に併せて配当予想の修正を発表しました。

　２Q決算ＩＲ

　配当予想の修正ＩＲ

　なんともしょぼい増配で前期と同様の６円配当とのことです。

　当初予想が減配だったため、増配と書いてあるだけで増配でもなんでもありません。

　予想ＥＰＳが70.24円なので、配当性向は8.5％ほどと経営陣は株主に還元する気などないようです。

　そんな調子ですので、株価も年初来高値を更新することもできず中途半端な上昇に留まりました。

　さすが株主優待を設定して即廃止するような経営陣だけあります。

　同社の経営陣には全く期待していませんが、海外の原発案件が好調であること、原発という国策が絡んでいることから、仕手株化の材料は抱えていますので、少し様子を見ようと思います。

YUPINの投資と暮らしの日記