住宅購入記録の続きです。
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契約前の段階でも、一条工務店では無償で建築検討地の地盤調査を行ってもらえます。
地盤調査の結果次第では地盤改良工事が必要になるので、契約前でも無償で調査していただけるのは良心的だと思いました。
地盤の重要性
建物建築にあたり、基礎はとても大事になります。
基礎工事はしっかりと水平に行う必要があり、人は3/1000以上の傾きがあると健康に影響が出ることがあり、住宅の品質確保の促進等に関する法律に傾きの許容範囲に関する基準も設けられているようです。
しかし、いくら基礎工事をしっかり行っても肝心の地盤が沈下すれば意味がないため、地盤の調査が必要になります。地盤の強度は地震などによる被害にも大きな影響を及ぼすため、地盤の状況を判断して必要な改良をほどこさなければなりません。
私の土地は平成27年12月に地盤調査を実施していただきました。
調査報告書
冊子にして報告してもらえます。
基礎の種類
一条工務店では通常「べた基礎」での施工となります。
地盤調査で軟弱地盤と判定されると、地盤補強工事が必要となり、ソイルセメント工事だと約100万円、小口径鋼管工事だと約150万円ほど基礎工事費用が増加してしまうとのこと…
建設予定地に隣接する実家は「布基礎」なので、地盤は頑丈なハズ…と思っていましたが、実家を建築した平成初頭は地盤調査なんてしているはずもなく、調査結果をドキドキして待っていた記憶があります。
基礎工事で100万円以上費用が増加するようでは先が思いやられますからね💦
我が家の建設予定地
写真のとおり、変哲のない畑です。この土地の基礎工事をするであろう場所の4隅を専用のドリルを差し込んで土を採取したり、抵抗などにより地盤を調査します。
スウェーデン式サウンディング試験というそうです。
地形模型図ではNの台地になるようです。
台地は火山灰の堆積による粘土層で地震時の液状化のリスクが低く、宅地には向いているとのことです。これはいい結果が期待できそうです。
調査結果
調査結果は無事にべた基礎判定となりました。
基礎工事に特別な追加工事が発生しないこと以上に、隣の実家の地盤も大丈夫であるということがわかり安心しました。
軟弱地盤と判明しても今さら実家の対策はできないですからね。
良い土地を持っていてくれた祖父に感謝です。
有効活用してよい家を作ろう!と決意しました。
この調査結果を受けて「設計受託契約・工事監理業務契約」を締結し、住宅づくりが始まりました。
まとめ(地盤調査と災害対策について)
我が家は追加工事が不要でしたが、これから家を建てる人は、土地の地盤について事前に知っておいたほうが良いです。特に土地を購入する方は価格交渉材料にもなりますし、その地域のハザードマップなどで水害の浸水リスクなども調べておくとよいと思います。
また、土地の地名の起源が地形を由来するものが多くあるため、調査の参考にされればと思います。(沼や田がある土地は昔湿地だった可能性あり。)
※私の地区も水を連想させる文字が入っていますが、地盤は頑丈でした。このように一様に地名と地盤がリンクしているわけではないのであくまでも参考程度にしていただき、実際は一条工務店のような実際の調査が必要になります。