スキーブーツをDIY補修
先日家族でスキー旅行に行った時に、経年劣化により私のスキーブーツが壊れてしまいました。
壊れた箇所はブーツのかかと部分の靴底です。
経年劣化(おそらく加水分解)によりボロボロに砕けてしまいました。
ネジで留めてある部品なので、交換パーツが存在するものだと思ったのですが、調べてみるとサロモンは「製造から5年経過したパーツの取扱いはないので買い替えを~」となっており、パーツを購入して取り付けるだけという修繕は不可能と判明。
購入から20年弱経過しているブーツですが、実際にスキー場で使用した回数は10回程度で、アウターシェルなどは全く問題ない状態のため、流石にすぐ廃棄するのはもったいないので、DIYで修理してみることにしました。
用意した道具はこちら
あと、ネジ穴をあけるためにキリも使いました。
カッターは大きめのものが使いやすいです。ダイソーで子供の竹トンボ作りに使ったものがちょうどいいサイズでした。
彫刻刀は私が小学校の頃に使っていたものを実家から引っ張り出してきました。
ゴムマットはAmazonで厚さ1cmのものを購入しました。
取り外したパーツと大体厚さが同じです。
外したパーツをゴムシートに当てて、大体の大きさを型取りして、ゴムシートを切り出します。
ネジ山の位置も取り外したパーツから同じ場所に作ります。
最初にキリで穴を空けるとネジを締めやすくなります。
このままだとネジがはみ出てしまうので、ゴムをネジが隠れるように削ります。(彫刻刀の丸刀を使用)
かかと部分に突起が数カ所ありますので、ゴムに干渉しないようにゴムを削り出します。
この作業が一番面倒です。(三角刀が使いやすかったです)
削り出し後、ネジで取り付けてみました。
問題なく装着できました。ネジもちゃんと隠れています。
かかとからはみ出ているゴムをカッターで切り取ります。
装着したままカッターで切る方が作業は楽です。
かかとにやや隙間ができますが、問題ないでしょう。
両足のブーツのかかとを自作したゴムマットパーツに交換が完了しました。
修理が完了したブーツをビンディングに装着してみました。
作業時間は約2時間かかりましたが、要領をつかんだので、次回は1時間でいけそうです。(彫刻刀での突起部分の削り出しが一番手間で時間がかかります)
しっかりと固定されており、問題なく使えそうです。
ひとまず、ブーツの補修ができましたので今シーズンはこのブーツを使っていこうと思います。
息子のスキーの上達を見て、私もセールを見計らって道具を更新しようと思います。
今回節約できたお金は実際にスキーで遊ぶ方へ回すとしましょう。
※メーカーは5年程でブーツの交換を推奨していますので、同じように修理する方は自己責任でお願いします。