三洋貿易の本決算を確認
三洋貿易(3176)の2024年9月期本決算を確認しました。
2024年9月期本決算IR
前期比で売上高7.2%、営業利益8.4%、経常利益11.5%、純利益8.8%の増収・増益、2Q決算時に発表した上方修正値からさらに上振れた数字で着地となっています。
好調な決算内容に伴い、嬉しい増配のお知らせも発表しています。
剰余金の配当(増配)に関するお知らせ
年間配当金は1株55円となり、前期実績の43円から12円の大幅増配となります。(配当性向30%以上を目安)
同社を取り巻く環境は不透明要因があるものの、盤石な財務基盤と永年培った強みと経験を活かし、リスクを脅威として認識するだけでなく、新たな事業機会のチャンスとして捉えるという、頼もしい文言があり特に、木質バイオマス関連事業の大型案件形状が2025年9月期に寄与する見込みとのことでじっくりと着実な成長をうかがわせます。
2025年9月期の業績予想は売上高2.1%増、営業利益0.4%増、経常利益5.1%減、純利益5.9%減と増収・減益予想となっていますが、配当については2円増配の1株57円という数字となっています。
株価は増配というポジティブ材料と、来期減益予想というネガティブ材料が拮抗したためか、決算発表後に大きな動きは見せていません。
三洋貿易は保守的な業績予想を出してくる傾向があり、今までは決算発表後に大きく株価が下落することが多かったのですが、市場からの評価も上がってきたというところでしょうか。
今回の増配で私の取得配当利回りは24.6%まで上昇し、株価も7倍弱まで上昇しています。今後も配当性向30%以上を目途に累進配当を継続としているのでいつかは取得配当利回り100%超となる日もくるのではないでしょうか。
高配当銘柄としてすでに魅力十分に成長していますので、引き続き配当をいただきつつ、株価10倍を通過点とするさらなる成長に期待して投資を継続します。