12月16日投資成績
本日は前日比+77,774円となりました。
昨夜のNY市場はFOMCで量的緩和の縮小(テーパリング)を加速し、利上げが年1回から3回へと増える見通しとなりましたが、想定内であったためか、混乱もなく、買われる展開となり、上昇して終わりました。
混乱を生じさせず、状況に柔軟に対応するアメリカは流石といったところです。
日本市場もこの流れを受けて、日経平均は600円超の値上がりとなり、11月25日以来の29,000円を回復しました。
ただ、保有株はそれほどの恩恵はありませんでした。
日本市場に特に明るいニュースが出たわけではないので、すぐにまた下落するだろうと思っているところに、東京都で新型コロナウイルス変異株のオミクロン株陽性者が発生。とのニュースが出ています。
おそらくきょうの上昇は明日には立ち消えでしょうね。
最近は外出すればそこらじゅうで人混みが発生していますので、感染拡大は時間の問題だと思います。
私の周りでも、「第6波が来る前に遊んでおく。飲み会をしておく」という認識の人が多いので、しょうがないですね。
ただ、オミクロン株は重症化リスクは低そうなので、オミクロン株にコロナウイルスが置き換わることにより、コロナの終息となればいいなあと思っています。
日精エー・エス・ビー機械の株主総会
日精エー・エス・ビー機械の株主総会に行ってきました。
私が日精エー・エス・ビー機械の株主総会に来るのは3回目になります。
今年は総会出席者へのお土産がないのが少し残念ですが、経営者の話を直接聞くことができる貴重な機会なので今年も出席することにしました。
総会出席者は40名弱ほどでしょうか。おそらく私が最年少。
出席者のほとんどが付き合いのある取引先のような雰囲気を感じました。
総会が始まりましたが、コロナ禍の状況ということもあり、説明は重点施策など要点に限られ、雑談などはなく、短時間で行うと説明され、説明も事前収録された音声を再生というやり方でした。感染症対策としては仕方がないですね。
業績については、今期は過去最高を記録する増収増益となっていますが、来期はコロナの影響で顧客の設備投資意欲の減退や資源高やサプライチェーンの混乱などの影響から減収減益予想です。
株価はすでに来期の業績予想により大きく下落しています。
重点施策
日精エー・エス・ビー機械は樹脂成型容器製造のグローバルニッチ企業です。
今後の重点施策として新工場への投資、環境配慮、業務提携などがあげられました。
特にペットボトルなど石油製品は環境問題で槍玉に挙げられていますが、日精エー・エス・ビー機械では1980年代からリサイクルなど環境対応技術を強化しており、「リターナブルPETボトル市場は夜明け前」というフレーズが非常に印象に残りました。
投資の世界でも「夜明け前が一番暗い」という格言があるように、今は投資する好機ではないか?と思います。
環境問題がクリアできれば「安全で衛生的であるプラスチック容器」の需要は今後確実に高まると思いますからね。
質問者はなし
総会は質問者もなく、紛糾する気配すらなく、30分程ですべての議案が決議され終了となりました。
プラスチック容器は環境配慮したリサイクル素材やバイオプラスチックへも対応していると説明があったので、私も特に疑問点は生じませんでした。
設備投資も新工場のための用地取得計画などがあるため、今後も成長を続けるという意欲を感じました。
芝浦機械との業務提携もあり、今後に期待できると判断しました。
株価対策について期待したいと思いましたが、むしろ、今の水準は投資の好機なのでは?と思ったため、さらに下がるようなら買い増ししたいと思います。
工場見学
日精エー・エス・ビー機械の株主総会での楽しみに「工場見学」があります。
工場を案内してもらい、新製品の説明などをしてくれます。
もちろん工場内の写真撮影はNGですけどね。
今年も最新の機械を見せていただきましたが、同社の技術力の高さを実際に見ることができ、とても参考になりました。
競合他社が2ステップかかる工程を1ステップで完結でき、生産性を上げることができる技術は非常に強みであると感じましたし、2層構造の容器もデザイン性や異なる材料の組み合わせで保存性の向上や外側の層をリサイクル素材を使うことで環境への配慮もできるなど、企業努力が伝わります。
印象に残ったのは、2層構造の容器で底の部分を内側にへこませて、内側に「富士山」をイメージした姿を映し出す容器は同社の技術力の高さとデザイン性を大いに感じました。これは顧客からのオーダーではなく、「このような商品も作れる」というサンプルとのことですが、他にもオシャレな容器がたくさん展示されていました。(写真でお見せできないのが残念!)
オシャレな容器は化粧品などで引き合いが多くなりそうです。
小学生の頃の社会科見学のようで楽しめました。
せっかくなので、帰りに製品カタログをいただいて株主総会から帰ってきました。
ニッチな世界でトップシェアという強みのある企業ですので、今後も継続して応援していきたいと思います。
来年の株主総会も予定が合えば出席したいと思います。
子供にも工場見学させてあげたいとも思いましたね。
いっそのこと家族でホルダーになるのもアリかもしれません。
ジュニアNISAの普及により、小学生が株主総会に参加するといったことも今後増えてくるかもしれませんね。